神待ち掲示板で出会った相手が同級生だったという、まさかそんなことがあるなんてという出来事が起こった。
あるもんだな。

俺は、本来なら年下の子しか狙わないんだが、なんの気まぐれか、同い年の子が気になってしまった
今思えば、あれは偶然ではなく、必然だったのかもしらん。

神待ち掲示板で見つけた同い年

いつもの相手は誰も返信をくれなくて、新しい相手を探そうと、神待ち掲示板で気になる子を見つけて、そののプロフィールを見てみると同い年だった。
同い年というのは珍しいよな、と思って早速連絡した。
その日は時間を持て余していたので、すぐに会おうという話になった。

いつもはかなり歳が離れている子ばかり会っていたから、歳が近い相手とは話が合って、いつもより楽にふるまえて新鮮な気分を味わった。
ホテルに行って、やることやって、翌日お別れ。
うっかり個人的な連絡先を交換するのを忘れてしまって、以来会うことはなかった。

後の同窓会で・・・

その後は普通に他の子と遊んでいたら、高校の同窓会のお知らせが届いた。
卒業から10年以上経っているし、懐かしくて出席することにした。
高校時代の面子に会うのは卒業以来だから、当時からは考えられない顔になってて、印象が違っていた。
その違いを楽しんでいると、面子の中に見覚えのある顔がいるのに気づいた。

誰だろうと思って話しかけてみると、その人は一瞬驚いたように目を見開いて、うつむいてしまった。
自慢じゃないが高校生のときは誰にも告白したことはないし、誰からも告白されたこともないから、そういう気まずさはないはずなのにな、と考えていると、思い出した。
神待ちの子だ!!

もう一つ思い出して、当時はほとんど口をきいたことがなかった。
道理で気づかないはずだ、と納得してもしようがない。

気まずそうにしている相手と話すのも気まずいから、その後は顔を合わせることなく、同窓会はお開き。
それぞれ三々五々二次会に行ったりする連中もいたが、翌日に仕事があったので、その場は再会を約束してみんなを見送った。
さて帰ろうかとしていると、後ろから声を掛けられた。

それから色々あって

もちろん、さっきの子だった。
翌日の仕事のことを頭から締め出し、その場で二人で少し話し込んだ。
要は、あのことは内緒にしようと頼もうと思ったらしい。
秘密にするのはこちらにも異存はない。
何か困ったことがあったら連絡してくれ、と電話番号を渡した。

それから数日、実は連絡があるとは思わなくて、彼女のことはすっかり忘れていた。
そんな時に彼女からの電話に慌てて出ると、話がしたいとのこと。
彼女からは、専業主婦にはよくある愚痴をこぼされた。

そのまま逢瀬を重ねて、親密になって結婚、となっていればよかったかもしれないが、なんとなくずるずると関係を続けている。
旦那との関係に問題が起こると連絡してきて会う。
体の関係もあるが、相談するほうが多いかな。

神待ち掲示板で同級生に会うとは思わなかった。
世間は広いようで狭いんだなと認識。
年下との関係も続けているから、女たちの駆け込み寺みたいな存在になっている。
俺って、カウンセラーに向いてるんじゃないか。