神待ちでやらかしたボクの話を聞いてください。
みんなはこんなことにはならないようにしましょうね。
でも、悪くないですよ。
こっちの世界もいいですよ。

神待ちしていたのは遊びたい盛りの

ボクがやらかしたのは、神待ちしていた遊びたい盛りの女子大生でした。
友だちの家に行ったら遅くなったので、ちょっと泊まる場所を探している、とのことでした。
なぜその友だちに泊めてもらわなかったのか質問してみると、友だちは彼氏と住んでいるから泊まれなかったとの答えでした。

流されるままにナマで出したら

家に連れてきたのはいいものの、ボクの部屋には布団は一つしかありません。
だから、二人で一緒に横になるしかない、と宣言すると、彼女はとても胡散臭そうな目で見返してきました。
しかし、いまさら彼女に選択の余地はありません。
おとなしく布団に横になりました。
その姿を見て、電気を消し、ボクも彼女のとなりに横になりました。
彼女がこちらに顔を向けていたので、仕方なく彼女に背中を向けて寝ることにしました。
直接彼女に会ってみると分かりますけど、結構目力が強いんですよ。

しばらく経つと、何かがボクの背中に触れています。
彼女がボクの背中を指でなぞっていたんです。
これは明らかに誘っていると思いました。
そんなことをされたら断るのは失礼に当たります。
ガバと向き直り彼女に覆いかぶさりました。
自分から誘えば決して忘れませんが、相手に流されるままのエッチではすぐに忘れてしまいます。
うっかりナマで出してしまいました。
が、その時はそのことに気づかなくて、そのまま眠ってしまいました。
二人とも疲れていたんでしょう。

こんな形で身を固めることになるとは

だから、そのことの重大さに気づいたのはずいぶんと時間が経ってからでした。
それからも普段から連絡するようになって、たまに遊びに行くようにもなりました。
世間的には交際しているように見えたと思います。
ある日、呼び鈴が鳴ったので玄関を開けると、嬉しそうな彼女の顔がありました。
会う約束をしていませんでしたから何事かと聞くと、妊娠した、と。
顔から血の気が引く音が聞こえましたが、ここでもまたなんとなく流されてしまいました。
まさか自分が神待ちで身を固めることになるとは思いませんでした。
いつもより気持ちよかったから、そこで気づかなきゃいけませんでした。
こうなったからには意地でも幸せになるつもりです。
その決意をここに表明します。