最近は貧困女子であってもスマホは手放せないようで、私が神待ちの掲示板で知り合った女性も生活費を切り詰めながらスマホを使っている貧困女子の1人でした。格安SIMや中古スマホのおかげで、私が思っているよりも通信料なんかはかからないそうです。
むしろ神待ちをすることで食費や光熱費を浮かすことができるので逆に得することが多いのだとも笑っていましたが、少しその笑顔が痛々しく見えたのはその女性には内緒です。

貧困女子でもスマホを持てる時代

実をいうと神待ちしている女性と貧困女子というキーワードが、私にはどうしても結びつきませんでした。神待ちしているということは何らかのネットに繋がる手段があるということで、その通信料を支払う金があるのならそれを生活費に回したほうがいいだろうと考えていたからです。今にして思えばずいぶん古い考え方でした。

彼女が使っていたスマホは型落ちも型落ちで、LINEなどは問題なく使用できるもののソシャゲについてはほとんど動作保証外の代物でした。私の部屋にはWi-Fi環境があったのでそれに接続してから、試しに簡単なゲームを入れてみたんですが、その動作も結構おぼつかない感じでした。

ちなみに彼女は私よりも5歳ほど若い20歳になったばかりの女性で、家自体も貧乏で大学に行くこともできず、高校を卒業してからすぐに家を出てアルバイトで食いつないでいるそうです。せっかく成人を迎えたのだからお酒も飲みたいけど、今まで飲んだことはないと言っていました。

せっかく20歳を迎えたのだから

私自身は結構お酒が好きで、だいたい家には何種類か常備しています。となればやっぱり一緒に飲みたいと考えるのは当然のことでしょうし、これも何かの縁だとハイボールを作って一緒に飲みました。どうやら結構酒に強いタイプだったようで、2人してボトル1本開けることになりましたが、その分彼女も楽しんでくれていたようだし、私も楽しかったのでよかったと思っています。

いつか恩返し

そのまま彼女が寝付いてしまったので皆さんが予想しているような展開にはなりませんでしたが、なんだかんだでLINEも交換して今もまだつながりはありますし、月に1回か2回は彼女を家に招いています。最近は少しずつでも収入が増えてきたそうで、いつか恩返しをしたいなんてことも言っていました。私としてはそんなつもりで彼女の神待ちに応えたわけではないので別に気にしなくていいと言っているんですが、そのあたりは彼女にとって譲れないところみたいです。

そういうことなら断るのも野暮だし、いつかその日が来るのを楽しみにしています。