非モテな社会人にとって、バレンタインデーというのは『気付いたら過ぎていたイベント』という認識しかありませんよね?私もチョコをもらうような甘酸っぱい経験はなくて、親と姉以外からはもらったことがありませんでした。

そんな非モテの独身男である私ですが、今年のバレンタインデーはなかなかおいしい展開と相成ったのです。きっかけは『神待ち女性を泊めた夜』でして、最初はまさかバレンタインデーが充実するなんて思わず、今考えると少しだけ運命も感じます。

セックス相手ももちろんいなかった私は、神待ちサイトをそれなりに使っていました。ここを使えばどんな男でもセックスできるのは確実でして、家さえあれば問題ありません。私も1人暮らしをしていたので、心置きなくA(仮名)という女性を泊められました。

Aは21歳ですでに仕事をしているらしく、年齢相応の明るい子でしたね。お泊まりの場所を探していたのに暗い雰囲気はなく、「それじゃあ、今日はよろしくお願いしまーす!」という感じで、スムーズに話も終わりました。面倒のない子は、とてもありがたいですね。

Aの容姿は社会人というよりも女子大生的なイメージがあり、実年齢もあってかまだ学生にしか見えません。話す話題も今風というか、私が疎い情報を次々と出してくるあたり、「ああ、自分はもうおっさんなのかなぁ…」なんて思ってしまいました。

ただ、Aは年齢のわりに経験はすごく多いようで、男が喜ぶようなプレイを的確に行ったのです。おかげで私は何度も情けない声を出し、Aに絞られるかのようなセックス内容でした。気持ちいいですが、Mにも目覚めてしまいそうな内容ですね…。

事後はAとダラダラ話してまして、バレンタインデーが近いことを教えてくれたのです。それでAが「バレンタインデーって美味しいチョコケーキを出すお店が多いから、一緒に食べに行きませんか?」なんて誘ってくれました。

冗談かと思ったのですが、バレンタインデーにイベントがあるわけもない私はOKし、アドレスも交換しました。「まあ、音信不通になるかもだし…」と諦めていたら、前日にちゃんと連絡をくれて、本当に再会できたのです。

この日は一緒にチョコケーキを食べに行き、私に「バレンタインデーだから、サービスです♪」といいながら『あーん』をしてくれて、このときばかりはリア充気分が味わえましたね…。

もちろんその後はラブホテルに行き、セックスもしました。で、そこで「ホワイトデー、期待していいですよね?」なんて甘えられたから、この神待ち女性との関係はもう少し続くかもしれません。