30歳になり親も「そろそろいい人はいないの？」と実家に帰るたびに聞かれるようになりました。
自分だって結婚願望があり、可愛い奥さんと子供が欲しいと思っています。
ですが今まで30年モテた事がない訳です。

いきなり結婚をしたいからといって、簡単に相手が見つかる訳ではありません。
結婚相手を探すなら結婚相談所とかお見合いパーティなど、本来はちゃんとしたところを利用するべきなのかもしれません。
でも容姿も平均以下だし、学歴や年収も平均以下です。

しかも長男で実家は田舎で村社会が根強いので、濃い人間関係です。
条件が悪すぎて入会したところで相手が見つけられない事は分かっていますし、相手が見つからないのに高額の料金を支払うのも勿体ないと考えてしまう訳です。

出会う場所を求めて

かといって仕事と自宅の往復だけでは出会いは皆無で、合コンも苦手です。
最初は出会い系サイトで婚活をしようと思っていましたが、出会い系サイトでも女性はシビアに相手を選びます。
自分なんて全く相手にされません。

そのうちこうなったら神待ち掲示板を利用して嫁探しをしようと考えるようになりました。
神待ち掲示板なら、現時点でお金がなくて食べるものもなくて困っている女性がほとんど。
そんな女性であれば、安定して住む場所や食べるものを確保出来るなら結婚してもいいと思ってくれる相手が見つかるのでは？と期待しました。

訳ありの神待ち少女

そんな予感が的中し、神待ち歴は1年でいい加減こんな生活に疲れたけれど母親も再婚して帰る実家もないという家出少女・Aと知り合いました。僕は最初から嫁探しをしている事を神待ち掲示板にカキコミしました。
だから返信をくれた子はそれを理解してくれているはずです。

もちろんすぐに結婚というほど非常識ではありません。
相手にもしばらく一緒に暮らしてみて、お互いの事をよく知って結婚したいと思ったら結婚しようと話し合いました。
Aは親に家事を習った経験がなく、最初は本当に何も出来ませんでした。

だけど根気よく教えていくと、掃除や洗濯、料理と少しづつ覚えていきました。
あと最初は不愛想な子というイメージだったけど、最近は心を許してくれているのかよく笑うようになってきました。
そして同棲から1年後にAが妊娠をした事をきっかけに、結婚をしました。

めでたし

もちろん彼女の母親の元にも結婚の挨拶し、AとAの親も和解する事が出来ました。
若くて可愛い奥さんと子供にも恵まれて、あの時神待ち掲示板を利用して本当に良かったと出会いに感謝しています。