神待ちをやっている私が言うのも変なんですが、お金がないなら遊ばなければいいと思います。
そこのところを我慢できないから、掲示板で泊め男を探すんでしょうけど。
誰かが何とかしてくれるという甘い考え方では社会に出たら苦労することは分かっていますが、うかつに説教すると彼女たちに嫌われるのがオチです。
私は女の子には優しいジェントルマンですから、一度泊めてあげた女子たちには好かれるほうなんです。
ん?彼女たちが好きなのは人間のほうじゃない?ほっとけ。
女の子たちが軽い感じですから、泊め男である私も自分の下心を隠さず神待ちできるんですが、私心なくもっとまじめに世話してあげないといけないんじゃないかと考えさせられる女の子と出会ってしまいました。

若い子と会話する機会がないから

悲しいかな、若い女の子と話をする機会がとんとありません。
職場の女の子を食事に誘えば、やれセクハラだ、やれパワハラだ、とうるさいですよね。
夜のお店のお嬢さん方となら、楽しいおしゃべりも可能ですが、そうそう頻繁に通うわけにもいきません。
私は、世の男とは違い、とりあえず話がしたいだけですから、おしゃべりして彼女たちの元気をもらえば満足なんです。
動機は純粋です。
行動が不純なだけで。
ともかく、お話目的なら神待ちでいいかなと思いついたわけですね。
彼女たちを食事に連れて行って、一晩部屋に泊める、その間はお話をし放題です。
女性のみなさん、そのほかのことには興味ありませんから安心して掲示板から連絡をください。

私は少しでも長い時間女の子と一緒にいたいので、泊める場所だけを求める子より、食事も宿泊場所も求めている女の子がいいですね。
ですから、そういう子を中心に探すんです。
しかし、宿泊場所だけを求める子も、いざとなれば、というか十中八九、食事に誘えばついてきます。
だから、早い時間に待ち合わせができる子と会えればいいんです。

泊め男歴が長いから

幸い、残業せずにまっすぐ家に帰れる日に女の子をゲットした、正確にはゲットされた、ですね。
彼女から待ち合わせ場所に指定された公園に行くと、ベンチに座っている女の子が一人。
事前に確認した服装と外見だったので声を掛けましたが、心なしか表情が暗いように見えました。
彼女の顔が暗く見えたのは、日が落ちて辺りが暗く、街灯に照らされていたからだけではないだろうと思います。
女の子とのおしゃべりを楽しむには、身の上を根ほり葉ほり聞くのは得策ではありません。
そういうのがウザいから家を出てきたのがほとんどですから。
したがって、彼女の言葉の端々から推測するしかありませんが、どうも親に虐待されているっぽいと思います。
もちろん年齢的に、暴力というより、精神的なものでしょう。
お金のなさも、遊びすぎたからではなく、遊ぶ金すら持っていないでしょう。
親のいる家に居づらくて飛び出した、その逃げる先が神待ちだった、というのも気の毒な話です。
泊め男を長くやっていると、そういうことが分かるようになります。
これ、自慢していいよね?

忘れられない1日

家に帰る途中、コンビニによって二人分のお弁当を買いました。
それを私の家で食べながらのおしゃべりは、予想に反して楽しかったですね。
心根の優しい子なんだろうと思います。
そういうところが、他人につけ込まれるところなのかもしれません。
世間には悪い人はたくさんいますからね。
翌朝、しばらく泊まっていいと伝えたんですが、彼女は首を横に振りました。
その代わり、また連絡していい?と言ってきた彼女の眼が脳裏に焼き付いています。
あのすがるような眼が忘れられません。

若い子とおしゃべりしたいという、純粋な下心をもって神待ちをやっていたことを後悔するような、そんな経験になりました。
彼女が元気にしているか、とても心配な今日この頃です。